メジャーなものから、国内未発売作まで
古今東西のグロ映画を紹介していきたいます。
ネタばれ含みますのでご注意願います。

ハイ・テンション

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監督アレクサンドル・アジャ
脚本アレクサンドル・アジャ
グレゴリー・ルヴァスールフランス語版
製作アレクサンドル・アルカディフランス語版
ロベール・ベンムッサフランス語版
出演者セシル・ドゥ・フランス
マイウェン
フィリップ・ナオン



フランス産流血ホラーといえば『マーターズ』『屋敷女』そしてこの『ハイテンション』を代表としていいでしょう

 

他に比べゴア度は高いものの、いかんせんストーリーの整合性が・・・

 

最初のカウンセリングシーンらしきものを見ると勘のいい方は、察しがつくかもしれませんが、それにしてもね、

 

セシル・ド・フランス演じる主人公マリーが実家へ帰る友人アレックスに、同行するところから始まります。楽しげな旅程。道はどんどん田舎に入っていきます。

 

若干斜にかまえたような、キャラクターの主人公。その後の展開を考えるともう少し美人でもいい友人

 

まずこ汚いトラックの、こ汚い親父が切断された女の頭を使い、自慰行為にいそしむシーンがはさまれます。

 

別の意味で部屋でくつろぐマリー(シャワーを浴びる友人をのぞきながら)

 

そこへいきなり招かざる訪問者がやってきます。まず父親が対応。犬とともにかみそりで惨殺。おまけに箪笥で首を切られます。

 

次は母親は執拗にかみそりで惨殺。キャビネットに飛ぶ血が生々しいです。キャビネットに隠れたマリーの目の前でです。この辺の視点の取り方はうまい。

 

そしてアレックスを誘拐し引き上げる殺人おやじ。まあここでなんでアレックスだけ殺さなかったのか。冒頭の自慰シーンがある意味ミスリードになっています。

 

その後殺人おやじを追うマリー

途中おやじはある酒屋へ。影に隠れながら追うマリー(このシーンも落ちがわかるとあれーなんですが)そして酒屋の主人を斧で一撃。

さらにあとを追うマリー。途中車が破損しても、執拗に追うマリー

そしておやじとの死闘のあと、アレックスを救おうとするマリー・・・


ところが、ところがですよ、この殺人おやじ、実は主人公マリー。
まとめると、アレックスに狂った愛情をいだいたマリーがじゃまな家族を皆殺しにし、自分のゆがんだ愛を受け入れてもらおうとするストーリー。凄く分かりつらいけどマリーも親父も一人二役、どちらもマリーなんですよ。証拠に酒屋の防犯カメラに店主を殺すマリーの姿が・・・



アレックスはマリーを極度に恐れます。『あんたが家族全員を殺したんじゃないの友達だと思ってたのに』『友達だからあなたを助けた(殺さなかった)じゃない』パーフェクトサイコパスです。


拒絶されたと知るや、さっきとどめを刺したはずのおやじの人格が甦ります。

回転のこぎりをもってアレックスを追うマリーいや変態おやじ。アレックスは車を運転していた男に救いを求めます。反撃むなしくおやじに惨殺される運転手(迷惑なヒッチハイカーだな) 


全てを断念したアレックスはマリーを受け入れます。
(このときはマリーの人格です。あーややこしい)しかしそれは演技、背中からマリーをナイフで刺しとりあえずハッピーエンド(アレックス的には)


その後病院に収容されたマリー、冒頭のシーンへと戻ります。 

 

  

とここで、普通こういう作品なら伏線もふくめ、どこか整合性があるものだけど、それがない。人格が分裂しているとしても、直接対決があったりとか、腑に落ちない。

もうここまでくると『妄想』で落とすしかないんじゃないかと。だからこその最初のカウンセリングシーンなのですが、似たような人格分裂作品、韓国映画『箪笥』でもここまで乱暴じゃなかったような・・・

 

 

ただ感心するのは、女優の撮り方の日本での違い、主人公は本編では猿顔でけっして美人とはいえないんですが

 

インタビューを見るとものすごくチャーミング。なんでも本国ではアイドル映画ばかり出演していたとか。日本だとこんな役者に汚れ役やらせると、事務所からすぐクレームきそう。まして、殺人鬼役・・・


いろいろアラはあるもののおもしろい作品です。あまり深く考えずに見るのがいいかも

2003年作品

  

 
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ファニーゲーム U.S.A.

   

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ファニーゲーム U.S.A.

監督ミヒャエル・ハネケ
脚本ミヒャエル・ハネケ
製作クリスチャン・バウテ
クリス・コーエン
ハミッシュ・マカルパイン
アンドロ・スタインボーン
製作総指揮ナオミ・ワッツ
ヘンガメ・パナヒ
ダグラス・C・スタイナー
出演者ナオミ・ワッツ
ティム・ロス
マイケル・ピット
ブラディ・コーベット
デヴォン・ギアハート






世間では胸糞映画と誉れの高い、この作品。正直自分的にはそうでもなかったような。『マーターズ』のパスカルロジェ監督が思い切り批判していましたが、監督のミヒュエル・ヘネケ、ホラー映画が大嫌い。ホラーファンに対するいやがらせとして、途中反則的な仕掛けをしています。いわゆるアンチテーゼとして撮ったのがこの作品。全編悪意に満ち溢れています。


リメイクだからかなあと、思い、『オリジナル版』も買いました。パッケージはオリシナルのほうがいいけどね。正直ほぼ出演者以外変化がないのにびっくり。リメイクする意味はあったんですかね。


いわゆるヨーロッパ映画をハリウッドでリメイクする際、おかしな勧善懲悪を盛りこもうとするがゆえに、肝心の部分がすっ飛んでる場合が多いのね(『マーターズ』なんかいい例。だれも最後の爽快感なんてのぞんじゃいないんだって)ただこれは、監督自身のリメイクなにかある・・・・ということで、自分なりの解釈


前作が、登場人物と観客に対する暴力だったのが、今回は出演者に対する暴力が加わってる気がする。とにかく顔の表情、セリフ、立ち位置すべてが一緒。早い話役者に演技させていない。(オリジナル見せて、このとおりやってって感じ)さらにナオミワッツ始め、とにかく俳優顔なので、トレイラーにのって別荘にいく途中、クラシックの作家当てクイズをいそしむ等いろんなとこが、さまになってる。


オリジナル版じゃ『おまえらがそれやるの????』的な、違和感があったんだけど、なまじ役者がいいだけに、フィクション感がはんぱない。これがいまいち不快感を感じれない理由かも。ごくごく一般家庭に、傍若無人の侵入者という

シチュエーションが弱い。卵のくだりで切れるナオミワッツも最後まで好感度を崩さない。


インタビューでナオミワッツが『出演できて光栄です』とか言ってたけど本当かなあ。とそうまで言うなら『オリジナル』の記事を書けということになるんだけど、最初に見たのはこっちだから、あくまでもこちらで。


バカンスを利用して、別荘へ家族三人で向かうところから始まる。途中でクラシックの作家あてクイズ。

この面子じゃなきゃ、あ゛~ってなるとこだけど、いかんせんさまになってる。子供まで可愛い。言い換えると、一般人らしくない。


そして知り合い家族を見かける。声をかけるもなんか様子が変(もうすでに寄生がはじまってたのね)ここでオリジナルは『感じ悪いわね』と悪態をつく、上品なリメイク版は、そんなことは決して言わない。


そして別荘到着。トレイラーが家に入っていくシーンまで全く一緒。荷解きを始める家族。そこへ見知らぬ青年が、『卵をください』きもちよく卵をわたす、ナオミ

ところがデブ、玄関で卵を落としやがる。そして『またください』

それでも気持ちよく卵をわたすナオミ。そしてまた落下、またくださいの繰り返し

あげくのはてに、携帯まで水没させる始末。わざとなのか、伏線なのか、完全に切れるナオミ


そこへもう一人の男が来訪。妙に礼儀正しく、しかしところどころ失礼。口八丁手八丁でだんなに説明するも、無礼な発言。そして旦那もとりあえず卵やってかえしちまえというも奥様は納得しない。そんな旦那も最後はキレて、鉄拳パンチ。


いいゴルフクラブですねといって旦那を殴打。飼い犬を殺して死体探しゲームをするやりたい放題が始まります。これ無抵抗な主人公家族に逆にいらいらしてくるって

意見があったものの、あくまでもオリジナル版の話。リメイク版は全体的に演劇的なのでその辺が希薄です。


子供が半人質状態といえほぼ無抵抗。犯人ペアの二人はわけのわからないことをほざき始めます。デブの家族がどうやら、こうやら(どうも、うそらしいですが)


そして物騒なことを語り始めます。『この家族が明日まで生きているか賭けませんか?』ここから本格的な悪どさを発揮しはじめるのですが


どちらに賭けませんか?

これ見てる人間に言ってるんですよね、カメラ目線で。この辺から映画論理が破綻しだします。(誰が登場人物なのか、見てる人間もこの暴力に参加しているのか)


あえてやばいのは、子供殺害シーン。もちろん死体を含め直接描写はありません。ただ、テレビにとんだ血、床に倒れた足だけが見えている構図。何がおきたか安直に想像できます。


子供を殺された奥さんが、勢いで一人を銃殺します。ここがこの映画の肝、ここで完全に破綻します。なんと犯人はリモコンを探し出し、巻き戻しを始めるのです。

結果場面は奥様が撃ち殺す前まで戻されます。(正直このへん来ると、どうがんばっても理論的な説明ができず リアリティが極端に薄れます)

ここまでくるど当然バッドエンドしか望めず、家族全員死亡という、エンディングへ一直線に進みます。


その間、水没した携帯をドライヤーで乾かし、警察に電話したり、試みるのですが、逆転しても巻き戻されるんじゃなすすべがありません。巻き戻しに被害者家族が気がついているのか。いやナオミワッツがさっき反応しなかったことを考えると劇中外ということだろうな。


結局朝方、犯人にボートに乗せられた奥様が『もうあきた』のひとことで海に突き落とされ絶命します。もう賭けもへったくれもありません。


そして次の犠牲者に目星をつけ、そのうちを訪れます。理不尽な暴力によるバッドエンドと全く救いのないストーリーですが全体的にリアリティがないのでそこまで、胸糞悪さは感じません。


ただし胸糞悪いとすれば、ハネケあんただよ

まず、エンターテイナメントとして視聴者を楽しませる気もなく
ウォルポールの銀色の仮面の時代からあるような、理不尽な訪問の焼き直し。

ホラー映画を否定したいだけで撮ったんだとしたら、とんでもない話だ。よくよくタイトルを思い出してください。ファニーゲームですよ。

2008年作品



予告編

   


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東京残酷警察_TOKYO GORE POLICE

 

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東京残酷警察_TOKYO GORE POLICE

  • 監督:西村喜廣
  • 脚本:西村喜廣、梶研吾
  • 脚本協力・記録補佐:ナコシサヤコ
  • 残酷効果:有限会社西村映造
  • CMパート監督:井口昇山口雄大


    何を無人島に持ってくとしたら・・・よくある設問ですが、自分は迷わずこの作品を持ってきます。(電気がない、DVDプレーヤーがないという基本的なツッコミはさておいて)自分の最も好きな作品、真打、西村喜廣監督『東京残酷警察』です。全てのシーンが見どころと言っても過言ではない作品。それもそのはず、残酷造形の師、西村氏のマニアックな部分が、米資本の手を借りてすべて爆発したのがこの作品です。(次作以降、満足したのか、マニアックな要素が激減するのが、残念)警察が民営化された時代。世にはエンジニアと言われる、異形の殺人者による猟奇犯罪が頻発。主人公は心に傷をもつ、リストカット癖のある警官ルカは、
  • エンジニア狩を生業している。それを狩りつくし絶滅すべきはずが、主人公もエンジニア化。警察とのバトルの後新しい、警察組織をつくり上げる。


    おおまかにいうとそういう作品です。
     
    とにかく『子供と動物さえ殺さなければ何を撮ってもいい』と言われた米資本による撮影なため、ほんと遠慮会釈なく撮ってます。といってもタイトルのGOREで、相当もめたらしいですけど、GOREだとハーシェルゴードンルイスに代表されるようなB級の象徴らしいです。

     

    まず主演にあの『オーディション』の主役、ジャパニーズ・ホラー・クイーン
    しいなえいひを抜擢(ジョージ・A・ロメロの寵愛も受けてます)サブにはお笑い芸人ながら演技力抜群の板尾創路、AV女優『グロテスク』の主役、長澤つぐみ。そして、ちょい役ですが、マメ山田。また西村監督もタカハシヨシキ(別人です)名義で犯人役でちよっとだけ出演してます。さらに自身の人脈を最大限活用し、あの映画監督『園子温』『豊島圭介』『清水崇』のカメオ出演本編とは別に、民営化警察のCMという設定で、映画監督『井口昇』『山口雄大』のミニムービーを挟み込むといった豪華さ。

     
    まずは坂口拓の演じるエンジニアとのバトルから幕を開けます。苦戦する警官を尻目に、ルカがエンジニアを撃破します。


    ルカの背景には、子供ころのトラウマからリスカを始め、不良にからまれているところをバーのママに助けられます。これをきっかけに心のより所になっているというものがあります。

    その後エンジニアをおびき寄せるため、わざと目立った格好で電車に乗り、電車内で、虫を食べる男、本編には全く関係ないんですが本当に食べてる。そして痴漢というよけいなものがひっかかり、むりくり電車から引きずり降ろし、両手切断、あきらかにやりすぎです。『痴漢は犯罪です』


     
    一番の見どころは『アングラバー』のシーン。警官の一人が手に覚せい剤の注射の絵を描いたあと、針の部分を刺激して『きもちいいー』と一言。その男が非番なのかあるアングラバーと出向きます。バックミュージックの『母檸檬』の『鼠の蒸発』が最高にマッチしています。(ここほんとにあがるのね、ヤフオクでCD買っちゃったよ)。オリジナルサントラ以外挿入歌は『母檸檬』『愛孕哀歌』からです。
    そしてカレンママの幕引きを合図にショーの始まりです。(ほんとこのシーンは上がります)最初は名越の演じるリストカッターをモチーフにしたピノキオ女、鼻がペ○スの形をしています。そして長澤つぐみ嬢(ここでは異形のものとしての正体を明かしてませんが)もともとAV畑の娘。胸を出すのはOKなはずなのに、あえてその胸をワニの口で縫いつぶし見せない。その時点でセンス勝ちと思いましたね。次が試験管のようなものが目から飛び出た、カタツムリ女。少々動きがぎこちないのが残念。さすがに見せ方はツグミ嬢が一番さまになってます。

     
    そして一番先に買い手がつくのが、カタツムリ女。(デビルズ・エクスプレス編集長の田野部さんです、漢字ちがうかも)もうこの辺の価値観が・・・そのあとはラバースーツを決め込んだカレンママが幕を下ろすと『ベクシンスキー』の絵画、人間イスの実写版。放尿を口で受けるの客たち、もちろん客連中もアングラバーに集まるだけあって、ひとすじ縄でいかない面々です。歯が牙、ラバースーツはあたりまえ。

    ガスマスクまでいます。
     
    その後、長澤嬢も売れるのですが、客のペ○スを食いちぎり、ピストルで反撃され、エンジニアの特異体質、傷ができると、体の一部を変形させ、異形のものへと変化するという正体を現します。彼女はワニ女。下半身がワニの口になっていて襲い掛かってきます。(監督から正座で動けるよう練習してくれと言われたとか)目が爬虫類化しているのが芸が細かいです。
     

    さてCMフィルムにちょっとふれますと、それぞれ語りどころは多いんですが、まず、STOPザ・ハラキリ、よく切れる刀、犯罪者の復讐のための遠隔処刑。(ボツネタで平山夢明主演の、家族の死体を加工して思い出の品にするというのがありますが)


    バラエティ豊かの中、特筆すべきは、女子高生を可愛くとらせたら、天下一品の井口昇監督。『リストカッター』用カッターのCM。『切っても痛くなーい』『血がおいしくなるー』この始末です。(脚本家の自らリストカッターのナゴシ氏曰く『そんなわけねーし』)


    そして山口雄大監督の民営化警察への勧誘CM
     
    変質者がサッカーしている小学生の中に銃を撃ちながら、乱入してくる。それを警官が射殺するという内容。最後はその変質者の頭をボール代わりに・・・


    これはうまい、よくモザイクがかかってて冷めたとかいうやつがいるんだけど、わかってないなー。これだけ見せてる監督もいないだろ。ちゃんと見てからレビュー書け。モザイクって日本の独自文化。

    だから、子供殺しちゃだめなら、モザイクかけりゃいいでしょっていう、日本人の価値観がアメリカ人の価値観を理解できないことを表現をしてるのね。だからモザイクがずれる(何をみせちゃいけないか、理解してない設定のため、もちろん意図的)

    すべてにバックボーンがありすばらしい。


    冒頭ドリルで売春婦の元締めを襲うシーンがあるのですが、やっているのは監督自身。なんでも映画監督は現場において管理職の扱いのため危険を伴うシーンは
    責任を持っておこなわなければならないとか。昔『殺しのシーンは自分が一番うまい』といっていた、アルジェントとは背景が違うようです。


    その後、警官が暴走、町田マリーのDJもあおり、みさかいなく一般市民への虐殺が
    始まります。

    なぜか死体にはサ○エさんのアナゴさんずた袋がかぶせられてます。当然、死体の山(切り株といいます)が築き上げられブルーカラー設定の清水崇の中国人とオッペマン黒人が死体を片付けます。それにしても清水崇の中国人かわいいなあ


    また最初売春していた女子高生。部屋につれこまれ、エンジニアの証、鍵状のものを
    うめこまれるシーンがあるのですが(伏線ですね)、なぎなた使いのエンジニアハンターとの戦闘。エンジニアの形状変更は右手のカッターナイフ(エヴァンゲリオン、アスカオマージュです。)

    結局胸からおかしな液体をハンターにかけ勝利(デビルマンのミー子)といった具合。とにかく好きなものを映像化してみましたのオンパレード。たぶん元ねた分かんないと半分も楽しめないでしょうね


    さらにはルカの親しいバーのママが拉致(普段から警察に反抗的で目をつけられてたんでしょうど)


    カメオ出演の監督連中に拉致され、カランバ状態です。四肢を車に縛り付けられ、想像どおり、車は発射します。いわば『徳川女刑罰絵巻 牛裂きの刑』。ルカがかけつけるも時すでにおそし、ばらばらになる直前、ママがルカに微笑みかけます。ルカ大爆発。その後エンジニアに目覚めた、ルカはじじぶう、警視総監と戦闘を始めま
    す。じじぶうは手が無数に発射する異形のもの。こちらは飛んでくる手の軌道を帰ることであえなく自滅


    そして大ボス警視総監。いかんせんこいつのペットの人犬が厄介。

    いつもはおとなしい、人犬も頭にある躁鬱のスイッチを切り替えることで、凶暴に変化、手先が刀といった動きづらい形状にもかかわらず機敏な攻撃
    そうとう苦戦しつつも勝利。そして欝スイッチへ切り替え、おとなしくなりました。
    そして大ボス警視総監と戦闘。手足を切り落とし、吹き出た血でくるくる回りながら空中に浮かぶシーンは、まさしくガメラ状態。空中からの攻撃に苦戦しつつもルカ勝利。


    そしてラスト、人犬と警視庁前に立つ、ルカ。これから新しい組織を再構築するシーンで終演。

    2008年作品







    予告編ロングヴァージョンです

     


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    八仙飯店之人肉饅頭



     

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    オールナイトロング3最終章

     
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      『オールナイトロング3最終章』


    監督
    松村克弥
    脚本南木顕生、松村克弥
    製作大映
    製作総指揮池田哲也
    出演者北川悠仁
    角松かのり
    田口トモロヲ
    西谷有可
    石井光三
    川又秀樹
    細川充
    へらちょんぺ
    音楽内橋和久
    撮影鈴木繁雄
    公開日本の旗 1996年8月9日


    和物は落ちるから苦手ってなんだけど、その最たるものはこれ。日本版未発売『オールナイトロング3』(1、2もだけど)ある意味不快度はギニーピッグより上かも、ユーモアがない。重たい。これは心身共に健康じゃないときつい。といっても心身共に健康なら見ないかこれ。自分は経血がテーマになっているので生理的にだめ。

     

    ホラーというのとはちょっと違うかな。DVD化されたイニシャルOなんかにも共通するけど、とりあえずグロいシーンはあるものの、鬱屈した一人の男の欲望が暴走する。そんな映画かな。

     

     

    日本では駄作と誉れの高いR以降はDVD化されてますけど、生理的にきつい1~3はDVD化されていません。

     

    この作品某人気歌手(ゆずの一人ですね)が出ておりまして、それが再販されない理由なのかと言われてますが、単に需要がないだけじゃ・・・。

    この方、確か『女子高校生コンクリート詰め殺人』にも出てたような気がするんだけど、何度見ても同一人物に見えないのね。

     

    ファンが我慢しながら一生懸命見たというエピソードが微笑ましいです。(ホラーマニアでも見てない人結構いると思うのに、なにもそこまで)

     

    ただ北川の演技が見事。ほんとの変質者のように振る舞い、せりふもたまに喋る程度

    目がもう演技をこえている。それでいて、たまに目が正気に戻るから怖い。コンクリートではどんな演技してるのかなあ。やっぱりどんな形にしろ世に出てくる人は違うわ

     

    恒常的にいじめられている女子高生のシーンからスタート。排尿を強制させます。(こういうところがねえ、湿っぽいというか・・・・・だしゃれじゃありません)

     

    主人公菊雄はラブホテルでアルバイトする大学生、趣味は食虫植物の観察って(どれだけ濃いキャラ設定、今で言うオタク?とかいってこの時代から前にあった言葉だけど)菊雄がごみをあさり、ひとみとやらの、使用済みの生理用品や身分証明書、宅配の送り状やら集めてきて並べて観察。個人情報を集めまくって、そのルックスをそうとうお気に召した様子。全編にわたってこんな調子なので、若干くどい。うーん・・・設定としてありかなあ。こりゃファンならきついわ

    その後ダストハンターとかいうセンスのいいネーミングの男と知り合い、よりディープな世界へと沈んでゆく菊雄。まあ周りをかこむ面子も濃いんだけどあのいじめられていた女子高生をペット代わりに陵辱する先輩。知的障碍者を演じてる『へらちょんぺ』。ってどういう立ち位置?何タレント?お笑い?おまけにゲイ属性というキャラまで盛られて

     

    そんじゃ続き。そしてラブホのバイト仲間が女子高生を暴行。さらに半死半生になった彼女をすくいだす菊雄。といってもほぼ監禁。生理用品を交換してやったり、虫除けスプレーかけたり、いろいろお世話をします

     

    その女子高生から『さわるなごみ』と言われ(ひどい、いくらごみ集めが趣味でも)

    勢いで女子高生の首をしめる菊雄。そして風呂場で死体を解体、(死んでるのにこんなに血がふきだすか?)そしてばらばらにした死体をゴミ捨て場に埋めようとする菊雄(直接描写はほぼ皆無)

     

    そこに件のダストハンター登場。それどころじゃない菊雄にとうとうと死とはと演説。(焼却炉だけ教えときゃよかったのに)そしてスコップで撲殺。見せてないけど先っぽで首切ってるね。そして女子高生と同じく焼却炉の中へ『おめでとう』まあ完全な死体になれてという意味だろうけど

     

    お目当てのヒトミがラブホテル男連れで登場。完全に壊れる菊雄。そこから暴走が始まります。ゆがんだ愛は男を狂わせます。

     

    ダストハンター宅で見つけた拳銃を持ちヒトミをさがす

     

    まずヒトミの会社に出向き同僚を銃で殺すと脅す、菊雄。じゃんけんって英語でも、石、はさみ、紙なのね(字幕から)ということで殺す順番をじゃんけんで決めさせるものの勝ったと喜ぶも最初に銃殺。

     

    次は(まあ長いからはしょるけど)、登場人物全員殺戮・・・・・・一人は死んでるのかなあ、切れない裁ちばさみみたいなやつで挟まれたやつ。

     

    まあこうして並べると結構やらかしてるね。黒歴史とされるのも分かるかも

     

    でもね、孤独な大学生って表にでてこないだけで似たりよったりかもしれない。子供と大人の微妙な狭間。

     

    よく世間的にいまどきの若いやつはと批判されるけど、20前後の男って純粋でまだ子供なのね。そこに性欲をコントロールできないから、ある意味大変。そしてかわいい・・・。

     

    北川君そんな微妙な年齢の大学生をみごとに演じきってます。(それにしても顔が幼いなあ・・・実年齢いくつだろ)40もすぎりゃそりゃ顔も変わるだろけど、同一人物にみえないんだよねえ

     

    大きな栗の木の下であなたと私・・・(劇中歌)

     

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