ギニーピッグ2~血肉の華~ flower of fresh and blood
• 監督・脚本:日野日出志
• 出演:田村寛、夕顔きらら
• 1985年公開 ウィキペディアより
レンタルビデオ黎明期、善良な一般市民に衝撃を与えた極悪ビデオ
ギニーピッグ2~血肉の華~ flower of fresh and blood
一時YOU TUBEで結構UPされててフルダウンロードできたので、
記念に我が家で上映会したら、その後二度と人が来ることはなくなったという
いわくつきの逸材。
これも人前で言っちゃいけないやつだったか・・・
ということで今回はシリーズ中、最も極悪な第2作目『Flower Of Fresh and Blood 血肉の華』を取り上げてみようと思います。
リリース当時ちょっと一般誌などで話題になりまして、最新の特殊技術を駆使した擬似殺人ビデオと、関心のない一般人にまで大いに流布されました。いかんせんスナッフフィルムに全く接点のなかった人々に対し衝撃を与えたのです。
今見るととりたて目新しくもない、ただ人体解体するだけのビデオですが、大いにその後のクリエーターに影響を与え、日本では『グロテスク』、海外では『アメリカンギニーピッグ』など、一つのジャンルを形成した牽引車でした。アメリカンギニーピッグなんざタイトルはカタカナ、パッケージも、ドイツ版DVDデザインとかなりリスペクトしてます。
チャーリーシーンがほんもののスナッフフィルムと誤解してFBIに通報したというのは有名な話。
街をあるく若い女を車に乗って物色するところから始まります。
めぼしをつけられた夕顔きらら。薬物で意識を失わされ拉致されます。
どうみてもやりすぎ感満載の田村寛が白塗り、口紅の武士姿でご乱行を始めます。(そのかっこで街歩いてたら職質確定です)
まず痛みを快楽に脳内変換されるという薬を注射します。(これ『女虐』でもおんなじ設定でしたが)
おそらく、痛みに対し女優がわめき散らす演出すると、女優の精神がまいっちゃうのと場面が凄惨すぎちゃうなど、いろいろな事情からでしょうね
そしていかにも危ない田村さんがぶつくさ言いながら、唐突に鶏の首をはねます。その後しばらく飛び回る鶏(血の出具合から本物ではないですね)
この時期動物愛護がどれだけうるさかったかはさだかではありませんが
血だまりの中に道具が並んでいるのも、類似の作品でよく見る光景です
手首に華をさかせると言いながら、まずは手首を切断、もちろんラバー感満載のダミーではありますが、時代を考えると上出来です。
そして腕の切断、足の切断、首の切断。最後、ばらばらにされた全身カットが相当陰惨です。ここだけ引き映像です。
女の体で最も美しいもの、それは宝石だそうです。ということで目の玉くりぬいて、ご満悦の田村さん
ばらばらの虫湧いてる臓物のコレクション。(この辺まさしく、日野ワールド、ご自身の漫画にもこういった設定がよく出てきます。)日野氏によると原作は『赤い花』だそうです。(原作というより下敷きにした感じです。
テーマだけ残して一部を煮詰めた感じ。
この手の映画できる限り記事にしていきたいんだけど、これといった違いがあまりないんで、差別化するのが大変(ラストハウス・オン・デッドエンド・ストリートとか)
写真をなるべくアップしておのおのの色をお楽しみいただければ
もし入手するなら全作品+メイキングが入った、ドイツ版のBOXがお勧め。無駄に5.1サラウンド仕様。でも当時簡単に手に入ったんだけど、今はどうかなあ