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監督 三池崇史

脚本 天願大介

原作 岩井志麻子

『ぼっけえ、きょうてえ』

製作 井上文雄

ジェニー・ルー・トゥジェンド

ローレン・ワイスマン

製作総指揮 Steve Brown

Morris Berger

John W. Hyde

Mick Garris

Andrew Deane

Keith Addis

出演者 工藤夕貴

ビリー・ドラゴ


離れ小島に存在する、浮世離れした遊郭。
そこへ向かう異国人(ドラゴ)も乗船。彼の目的はある女郎を身請けすること。
島へ向かって船を進めるうち、孕んだ水死体に遭遇。船頭がむりやり舵で沈める。
堕胎しようとしておぼれたのか、自殺なのか。


そして小島へ到着。


異様な風体の門番が睨みをきかす中、奥へ入っていく。
頭を鶏風に結い、鶏の鳴き真似をする元締め、マメ山田。
鼻が欠落していることから梅毒にかかり女郎を引退したものと思われる。



日本語なまりの英語で岡山弁の雰囲気表現したかったということもあり、
日本語英語で案内するマメ山田。



数いる女郎の中に一人だけ異質な女が一人。それが工藤夕貴演じる主人公。 


異様に歪んだ顔のおかげで女郎の中でも浮いており、恐らくあまり客も取れない様子


件のドラゴは彼女を指名。原作通りの寝物語が始まる。



身請けするはずの小桃はもうすでにその遊郭を去っていたが
そんな小桃だけが、その女郎によくしてくれたという。


しかし根岸季衣の翡翠の指輪がなくなったとかで、小桃は盗みの疑いをかけられ
ひどい折檻をうけることになったと話し出す。


歯茎、爪の間に針を突き立てられ、天井から吊り下げられるという
これ以上ないきつい折檻の末、小桃はやってもいない盗みを白状する。
その挙句、小桃は自害してしまったのだという。


しかし女郎の語る話は二転三転。
挙げくドラゴの愛しの小桃は自殺ではなく女郎が手にかけたと白状しだす。

指輪を盗んだのも、小桃を殺したのもすべて姉の脅しによるもの。

そして女郎の姉が現れる。それは妹の頭に寄生し顔を引っ張りあげる奇形児だった。
双子で生まれたが、その姿は不気味なものだった。


その正体に怯えたドラゴは発砲し、女郎を射殺してしまう。
祖国では妹も殺していたらしい。小桃の身請けの目的も本当はなんだったのか。



女郎の赤い髪、人買いの水色の衣装、色とりどりの風車等、狂った色彩群が
三池監督の作り出す映像美を際立たせる。。


蛇足だが折檻シーンが残虐過ぎて放送されなかったの説があるが、

女郎の母親が堕胎専門の産婆で生計をたてており、
堕胎した胎児を川に流すシーンが問題だったたのではないかと思われる。 


2006年作品




 

    


タイトル 10000006
タイトル 10000030
タイトル 10000054


タイトル 10000163
タイトル 10000165
タイトル 10000189
タイトル 10000204
タイトル 10000215
タイトル 10000230

タイトル 10000256

タイトル 10000284
タイトル 10000000

タイトル 10000306
タイトル 10000320
タイトル 10000343

タイトル 10000374
タイトル 10000388
タイトル 10000402
タイトル 10000418
タイトル 10000433
タイトル 10000451
タイトル 10000472
タイトル 10000482