監督・脚本:白石晃士
出演:長澤つぐみ
2009年作品
さてまたイギリス発禁、日本映画『グロテスク』。AV女優の『長澤つぐみ嬢』の主演です。(彼女の体当たり演技はいつも感心させられます。ホラー映画監督に愛させる所以かも)。普通にデートを楽しんでいたカップルが頭のピーな医者に拉致監禁されて、ひどい目にあわされるだけのストーリーです。ほんとそれだけ
なんか昨日も書いたな似たようなこと
車で獲物を物色する変態医者。カップルに狙いをつけて、ハンマーでドカッ
その後拉致されて縛りつけられたカップルが。理不尽な質問を繰り返されます。演劇口調でわけのわからん質問されます。
そして場面は一転。二人のデートシーンの回想。まだ付き合ってもいないようです。私のために死ねる?初デートでこのセリフ。つぐみお嬢様、少しヤンデレです。
とまた場面転換、それから暴力が始まります。
ケーキごときで感動するような男に、セックスの回数なんか聞かれたくないです。彼女のために死ねる?このセリフ、出演者全員の口癖らしい。
まず男のズボン脱がすところから始めます。そしてつぐみ嬢にエロ行為。ちょっとこのへんしつこい。
男といえばふぐり串刺されるし、指切ってネックレスにされるわ、
正直初見はあまり印象よくはなかった。ギニーピッグから40年、この程度のものしか作れなかったのかなあと、でもよくよく見るといろんな意味でパワーアップしてます(ストーリー以外)
ギニーピッグが部位だったのに比べてこちらは全身の引きのシーンが格段に多い。たとえば、手首切断するなら手首だけつくりゃいいんたけど、こちらは引きの全身、予算が違う。
ケーキ食いながら暴力の限りをつくした犯人を一応感動させたらしく、とりあえず救ってもらうことに『身体×害者になっちゃったよね、ははは』・・・笑ってる場合じゃないのだが、いろんな意味で
感動させてくれたお礼に、ここを出してやる。慰謝料を払ってやる。警察に自首するとか、ここまでされて能天気に信じるバカップル
そして気がつくと地獄再び。さらに暴力はエスカレートってさっきまででも
やりたい放題でしたが男の腹を割いて腸をひっぱり出し、あげく『女のところまで届くように腸を切って女を救え』とむちゃぶり。『まあ命は助からないだろう』と言ったとおり男は死亡
つぎはつぐみお嬢様と一対一
ただ、つぐみ嬢が殺されるトリガーとして、彼女が、ピーな医者を挑発するのですが、その脈絡がわからない。なぜ母親を知っていたのか、わきがの立ちんぼだそうですが全く伏線がないのでちょっと唐突(あるとすれば安息時のわきががひどいという会話のみ)
首をはねたツグミ嬢に首をかまれ、相打ちかと思わせておきながら、男は無事でバカップルの墓参り、よくある主人公無双・・・。
ラストは新たないけにえに襲い掛かるシーンで終わります
ただ画像スキャンしてみると思ったほど、見どころ場面がとれなかった。動きが激しくてやってることがダイレクトにわかる静止画がないのね。ちなみに静止画中、剣山みたいのは串刺しふぐりです。あえて入れました!!!
ふぐり串刺し(一押しなのか???)