ゴア・アニメーション

風が吹くとき

風が吹くとき

肢体を洗う THE ANIMATION

肢体を洗う THE ANIMATION

これもまたオリジナルは、アダルトゲーム
狂気ルートがベースになっていると思われる。

主人公の八坂は貧乏浪人生で『死体洗いのアルバイト』を始める。

そのうち精神に異常をきたし、現実と妄想の区別がつかなくなっていく。
屍姦、レイプ等、ポルノシーンのオンパレードなのでホラーものとしてみるとかなりきつい。

その中でも、有名な『デスコンドーム』のくだりのみ取り上げてみた。

2002年作品
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School Days

School Days

エルフェンリート



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原作 - 岡本倫集英社/週刊ヤングジャンプ連載)

監督 - 神戸守



今回は初のアニメ作品を取り上げてみましょう。原作は『岡本倫』全12巻からなるコミックのアニメ化です。

 

グロ目的という不純な動機で見ましたが、オープニング曲がラテン語、クリムトのコラージュこれは傑作かもという、期待がいやがおうなく盛り上がります。

 

アニメは原作の6巻までをとりあげており、非常にうまくまとまっています。

画力はいささか?ですが、作品のパワーがものすごいです)7巻以降は各キャラクターの
エピソードの積み重ねで、ストーリーに緊迫感が薄れるので、
いいところで切ったかも。(この作家長編だと途中で失速する悪い癖があるので)

 

主人公はディクロニウスのルーシー。人間のミュータントで、鬼のように角がはえているのか外見的な特徴。ベクターと呼ばれる人間には見えない破壊力抜群の2本の腕をもっています。本能的に人間を殺すという習性を持っていて、かなり厳重体制で捕獲されています。

 

ところが警備にきた二人の男。こういう連中がまぬけなのは鉄板

『2m以内に物を落とすな』と決められているにもかかわらず、ボールペンを落としベクターのえじきに。ポケットの中から拘束衣の鍵を取り出すと檻を解除。研究室はとたん緊急体制となります

 

ところがそこは最強ディクロニウス次々と惨殺を繰り広げ、逃亡をはかります。

 

ところでアニメ版のすばらしいところは、蔵間室長のキャラ設定。どんくさい秘書『如月』がルーシーの前で転倒するのですが、原作では『犠牲になってくれ』アニメでは、『逃げろー』そしてそのかい空しく、銃弾の盾にさせられた上、首を引きちぎられるという違いがあります。原作の人間味が全くないキャラが修整されています。これはその後7号、35号とのエピソードなどを考えると、重要なキャラ設定変更だと思います。

 

その後ルーシーは隔壁を空けて外部へ50口径徹甲弾が当たるも逃げられてしまいます。

 

と場面転換、もう一人の主人公コウタ(大学生)が彼女のユカと海岸で、ルーシーに出あいます。ところがそのルーシーは記憶を失っており、純粋無垢で幼稚な人格へと変貌しています。にゅうとしか言いません。(これはルーシーのもうひとつの人格。にゅうしか言わないのでにゅうと名づけられます。)

仕方がないのでうちへ連れが選ります。

 

その後、危険な性格のSAT、ジルペリットのナナ、とつぎつぎ刺客がルーシー捕獲のため送り込まれます。

 

結局いずれも失敗、ナナにいたっては四肢をばらばらにされます。(その後、コウタ家に転がり込みます。もともとおとなしい性格なんで)

 


連れ子で家庭で虐待を受けていた、マユ+犬を加え、総勢5名の大家族(うち女性4人)まさしくハーレム漫画です。ナナが加わるのはかなり後半ですが

 

場面は一転、子供時代へと移ります。

 

ルーシーはいたって普通の子であろうとします。ところが周りがほうっておいてくれない。内緒で買っていた、犬が惨殺されることで、本能が爆発します。

からかった施設の子供たちを惨殺します。結構直接描写付き(あれだけ子供殺しにうるさいアメリカがアニメならいいらしい)

 

そんなおり、田舎に遊びにきていたコウタと出あいます。頭に生えた角を奇異な目で見なかった初めての人間。そこでオルゴールをプレゼントされるのですが、その曲こそがテーマ曲にもなっている『LILIUM』ルーシーはコウタに好意を寄せ始めます。そして、明日は遊べない、祭りに行くとのコウタ。ルーシーは相手が男か女かを訊ねます。子供心ながらうそをつくコウタ、『男だよ』と。相手はマユでした。

 

それを見たルーシーは嫉妬からディクロニウスとしての性が暴走します。そして東京へ帰る日、父と妹との三人で汽車に乗り込んだコウタ

 

そこには、ルーシーも乗っています。ここで父、妹をコウタの目の前で惨殺します。おかげでコウタはこのことの記憶がありません。(この列車内での回想、エヴァンゲリオンを連想させるなあ)

 

そしてルーシーの殺害現場を目撃し記憶を取り戻たコウタは、ルーシーに詰め寄ります。

 

人格がころころ変わるルーシーはにゅうの時に言われても理解できません。(原作ではもうひとつ人格が生まれますが)

 

そのな折今度こそ失敗できないとのことで、当局は最強のディクロニウス、35番の投入を決めます。ベクター活動範囲は11m、おそらくルーシーでも太刀打ちできないでしょう。拘束衣もルーシーとは比べられないほど大規模なもの。生まれてから一度も外に出たことがないとのこと。(実は蔵間室長の娘、そのエピソードについては長いので割愛)そして拘束を解除。心配していたとおり暴れだします。世話係の親代わりの斉藤も殺害します。

お母さんじゃない』どしゅっ。上半身ふっとびます。上半身だけの斉藤が爆弾のスイッチを押し、なんとか体に埋め込まれたという爆弾を爆発させ、忠誠を誓うことを強制しましたが、危険な存在であることには変わりありません。

 

ルーシー捕獲のため大規模な警備で江ノ島へ向かう35番(マリコ)。危険を察したナナが一人向かいますが歯が立ちません。

 

結局ナナによりベクターを出せなくさせられましたが、それも長いことありません。しばらくするとマリコは復活します。

 

ところで30分おきに認証コードを打ち込まないと爆破するマリコ

蔵間室長をパパと慕うナナとマリコの実の父が同一人物だとはお互い知りませ
ん。

 

これ以上罪を犯させたくないということで部下にリモコンを渡し、マリコと自決を決意する蔵間室長。その爆発を遠目で見つめるナナ

 

そのナナを殺そうとした部下を殺害し救うルーシー。『おまえは私のできなかった生き方をしてくれ』そういい残すとコウタに会いに行くルーシー

 

8年前の記憶を完全に取り戻したコウタに『おまえは絶対許さない』。『でも今後2度と人を殺さないと誓ってくれ、それならお前を許す』と強く言い放たれる

形こそ歪であれ、コウタとの和解が成立した瞬間でした。(この辺が名作といわれる所以でしょうね)

 

その後警官隊の中へひとり向かうルーシー

 

そして銃弾がルーシーを襲います。吹き飛んだ耳だけが宙を舞います。この時ルーシーの生死は不明です。

 

不謹慎にもグロ場面がみたいがためだけに輸入盤BDBOXを買いましたが、思わず一晩で一気に見てしまいました。とにかく最後はグロ要素がどうでもよくなるくらい面白い。輸入盤と書きましたが、アメリカでの人気はものすごい。ハリウッドで実写化の話があったくらい。またテーマ曲『LILIUM』は合唱曲として動画サイトにかなり落ちてます。

 

各所でいわれいるよう、確かにグロ表現がひどいのは事実ただし全体のストーリーからしたらあくまでもサブ要素。メインテーマはやはり異形のものの愛は成就しづらく、世間的にも生きづらいとのことです。 もちろん、人間を無条件に殺すという極端な設定じゃなくてもです。世の中に生れ落ちて、普通の人間扱いされないことは、非常に大変なことです。

 

 

アニメでは死んだと思っていたルーシーを待っていると、玄関の影で帰ってきた?というとこで終わるのですが、原作では毎年コウタが思い出の場所へ赴き

ルーシーを待っていたところへ・・・というエンディング。原作とは、ニュアンスはほぼ変わらないです。

 


2004年作品


 


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